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巨峰の剪定

去年と違い今年は雪がしっかり降る一月です。

でも気温は高めで太陽が出れば積もった雪が解けるのも早い気がします。

 

 

雪の水分がしっかりあるので暖かくなったら一気に芽吹きそうで、

今年も冬が短かいのかと不安になります。

 

 

出来るだけ冬が長くあって欲しい!

 

それは、冬の作業の樹を整える”剪定”が仕事の中で一番好きだからです。

 

 

樹と話すかのように向き合える時間。

 

 

巨峰の冬季超弱剪定の様子

樹の生理を考える

昨年より実施している冬季超弱剪定の巨峰の様子です。

 

ご覧のとうり見た目は悪いですが樹の生理にあった考え方です。

 

伸びた枝を綺麗に切って上手く棚に収めてもまた夏には伸びてしまい無駄に養分を浪費しているだけです。

 

 

せっかく樹が自分で根っこと地上部のバランスを取ったのに剪定で枝を切ることによってそのバランスを崩してしまう。

樹にとっては余計な事するなよって感じです。

 

 

冬季超弱剪定ではそのバランスを伺いながら影響の少ない時期に枝を落とします。

 

充実したぶどうの芽

冬季超弱剪定のおかげでかなり充実した良い芽をもった枝になりました。

 

芽は野菜でいう種です。

良い種から良い野菜が出来るように良い芽から良い果実がなります。

 

 

新しい栽培方法のおかげで成功もありますが疑問も生まれました。

これが原因でこうなったんだなと考えれる時間がもてる、

やっぱり剪定はおもしろいです!