
皆さんは見た目が揃ってきれいな物が美味しい良い果物だと思っていませんか?
それが間違いだと思わせてくれるのがこの「親子ぶどう」です。
種が入った大きな粒と種の入らなかった小さな粒が一房にまばらについてしまったぶどうが親子ぶどうです。
個性の違った二つの味を楽しめる贅沢なぶどうです。
ふたつの粒の違い
種の入った親の粒は約15グラム、種のない子の粒は半分の約7グラムの大きさで、
糖度は親が約18度に対して子は20度オーバーもあるんです。
小粒の方がより濃い味が楽しめると思います。
小粒ができる理由
種が入るかどうかは房が付いている枝の強さもあるのですが、開花時期の気候が一番の理由です。
曇天で太陽の光があまりなかったり寒かったり、雨で花粉が流されてしまったり、逆に暑すぎたりで種が入るか決まってしまいます。
長野県ではぶどうの開花時期がちょうど梅雨時期にかかる事が多いので種が入らない粒が混ざる年が多いです。。
見た目が不ぞろいな親子ぶどうは市場や販売店からは評価が低く、作業も粒の間引きに時間がかかるのでどちらかというと失敗作扱いなんです。
そんな失敗作を作らないためにできたのが種無しぶどうです。
人工的にぶどうから種を抜いて人工的に粒を大きくして見た目の立派なぶどうが出来上がります。
種無しぶどうは天候に打ち勝つために考えられた技で、農家や多くの消費者を喜ばせてきたと思います。
でも味はどうしても種のあるぶどうより劣ってしまいます。
見た目は不揃いでも二つの味を楽しめるなんて贅沢ですよね。
親子ぶどうを天候のいたずらか、天の恵みと考えていただき今年の秋味を楽しんで頂ければと思います。
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まりっぺ (火曜日, 07 9月 2021 18:45)
親子ぶどう届きました。
さすが種あり!!
めちゃめちゃ甘くて美味しかった。
うちの三姉妹もペロリです(≧▽≦)
今年も、ありがとうございます。